第15回全国草原サミットin九重町開幕 野焼き後継者やシカ食害が課題
第15回全国草原サミットin九重町開幕 野焼き後継者やシカ食害が課題

減り続ける草原の保全や再生に取り組む自治体などの関係者が意見を交わす「第15回全国草原サミット・シンポジウムinここのえ」が5日、大分県九重町の九重文化センターを主会場に始まった。6日までの日程で、初日は「全国草原シンポジウム」が行われた。

約30年ぶりの県内開催

同町などでつくる実行委員会の主催で、県内では1995年に久住町(現・竹田市)で開かれた第1回サミット以来、約30年ぶりの開催となる。

初日のシンポジウムでは、同町の飯田高原野焼き実行委員会の高橋裕二郎会長(77)ら4人が「私たちの草原を未来につなげていくために」と題したパネル討議に臨んだ。

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後継者確保とシカ食害が課題

高橋会長は、いったん途絶えた野焼きを約30年前に復活させた経緯などに触れ、「これまで事故なくやることができた。課題は後継者の確保。資金集めも頭が痛い」と語った。

外来植物・オオハンゴンソウの駆除活動などに取り組む同町の自然保護団体「九重の自然を守る会」の小山正記事務局長(70)は「シカによる食害」を差し迫った課題に挙げた。近年急激に増えているといい、「この辺りでは、シカは県境をまたいで移動する。広域的な取り組みが必要ではないか」と訴えた。

分科会と6日のサミット

パネル討議の後は分科会も行われ、野焼きや生物多様性の価値と保全などについて、専門家を交えた議論が繰り広げられた。

6日は現地見学会に続き、全国7市町村の首長らが草原の未来について語り合う「全国草原サミット」が予定されている。

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