中学受験において文房具選びは重要だ。特に消しゴムはこだわるべきで、その次に鉛筆やシャーペンが続く。さらに、国語の問題文の上に鉛筆を置くことで、改行の文字数が分かり、記述問題や抜き出し問題で有利になるという。
消しゴムは商売道具、こだわりが必要
以前、大きな会場で算数教室を開いた際、約250人の小学生が集まった。開始前に筆記用具を準備する子どもたちを見て感心したが、消しゴムにこだわりがないことに気付いた。勉強において消しゴムは重要な商売道具であり、ここはお金を惜しんではいけない場所だという。
筆者は「何でも形から入るタイプ」で、中学受験の勉強を始めたときもそうだった。鉛筆は最高級品を使いたいと考え、文具店で一番高い鉛筆を探したところ、1本147円もした。そこで、芯が回ってトガリ続けるシャーペンを初めて見つけた。
おすすめの消しゴムとその効果
消しゴムは「サクラクレパス 消しゴム フォームイレーザーダブル60」を購入した。比較のために他のものも試したが、ぐにゃっとならずによく消える消しゴムはこれ一択だったという。筆者は受験後も、娘も同じものを使い続けている。
「塾選びの次に大事なのが『消しゴム選び』と言っても過言ではない。その次が鉛筆やシャーペン選びです。志望校選びは、さらにその次に位置するのです。だって、学力が伴わないと志望するだけになりますから」と筆者は語る。
国語の問題文に鉛筆を置く方法
筆者は動画配信で、塾のテキスト以外の動画はすべて紙のプリントを郵送している。そのプリントに、おすすめの消しゴムを1つ同梱している。中身は同じで外側が小学生用と書かれているもので、「これ消しやすい!」という声が結構あるという。
国語の問題を解く際、志望校の過去問を見て、何字で改行されているか数えてみてほしい。別の年度も見れば、大体どの学校も毎年同じ字数で改行していることが分かる。その問題文の上に鉛筆やシャーペンを置くと、どの部分までが何字かが分かる。
例えば40字の記述を書く場合、「ということ。」だけで6字なので、残り34字を3つの部品から組み立てるとすると、どの程度の長さの部品を選べばいいか一目で分かる。抜き出し問題では、改行箇所を目安に「これで10字くらいか」と判断できる。
各学校が毎年同じ文字数で改行している理由を考えると、中学受験は子どもを受からせたいという執念の勝負だと見えてくる。優先順位は1位から「執念、消しゴム、鉛筆」だという。



