「勉強しなさい」と言わなくても、子どもは自ら机に向かう——そんな東大生の家庭に共通する秘密を、一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏が分析する。西岡氏によれば、生まれつきの才能は不要で、親の声かけを「量から質」へシフトすることが、いわゆる「逆転合格」の鍵を握るという。
「勉強しなさい」の代わりに何を言うべきか
西岡氏は、親が「勉強しなさい」と言うこと自体を否定しているわけではない。しかし、より効果的なのは「勉強時間を増やす方向の声かけ」から「勉強の中身を意識させる声かけ」へと切り替えることだと指摘する。例えば、「もっとやりなさい」ではなく「今日の勉強、何点だった?」と問いかける。あるいは「あと1時間頑張りなさい」ではなく「今日は何ができるようになった?」と尋ねる。「机に向かいなさい」ではなく「今日やめどきはどこで決めた?」と聞く——同じ親子の会話でも、子どもの中で育つ思考はまったく違ってくるという。
自由放任ではなく「量より質」のコミュニケーション
東大生の親が「勉強しなさい」と言わないのは、子どもを甘やかしているからでも、自由放任だからでもない。意識的に、あるいは結果的に、「量より質」のコミュニケーションを取っているからだと西岡氏は分析する。この視点に立てば、家庭でできる受験対策の本質が見えてくるという。
西岡氏は、受験勉強や子どもへの教育に関する質問を募集している。応募は専用フォームから受け付けている。



