「何でも聞いて」は無責任…キーエンス上司が新人に贈る金言とは
「何でも聞いて」は無責任…キーエンス上司の金言

キーエンスの元営業マンであるあさひ氏は、著書『凡人が天才に勝つ最強の営業』(SB新書)の中で、組織の成果を最大化し部下を勝たせるための「5つの金言」を紹介している。これらの言葉は、同氏がキーエンス在籍時代に上司から授かったもので、現在も彼の仕事観の根幹を成しているという。

「何でも聞いてね」は無責任な言葉

新人が配属された直後、よく「わからないことがあったら何でも聞いてね」と言われる。しかし、あさひ氏はこの言葉を「無責任」だと断じる。新人は「何がわからないかがわからない」状態であり、「こんなことを聞いたら無能だと思われるのでは」という恐怖と常に戦っているからだ。

結果として、新人は「自分で調べてから聞こう」と悩み、30分間マニュアルを読んだりネットサーフィンしたりして、結局答えが出ずに時間を浪費する。あさひ氏はこれを「脳内リソースの浪費」と呼ぶ。キーエンスの上司は、この迷っている時間を「コスト」と捉え、明確なアルゴリズムを提示したという。

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「聞こうか迷った時点で聞いていい」

キーエンスの上司が新人に伝えたのは、「聞こうかどうか迷った時点で聞いていいですよ」という一言だった。あさひ氏は、この言葉が「部下から『判断する』という重荷を取り除いた」と強調する。これにより、新人は迷いなく質問できるようになり、時間の無駄を省けるという。

この金言は、単なる名言ではなく、組織で成果を最大化し、部下を勝たせるための究極のリーダーシップ論だとあさひ氏は述べている。また、同書では他にも「組織全体のマイナスを考える」「上司が忙しそうでも報告は待つべきか」「目的に合わせて行動を最適化する」などの金言が紹介されている。

あさひ氏は、「これらの言葉はどの企業、業種、世代にも共通して役立つ」と語り、プロフェッショナルとしての完成形を目指す指針となるとしている。

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