「子どもにゲーム買い与えず」炎上、東大生調査で9割が漫画好き、専門家が語る制限しない子育ての重要性
「ゲーム禁止」炎上に東大生調査が反証、9割が漫画好き

「子どもにゲームを買い与えなかった」という投書がSNSで炎上している。これに対し、一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏は、東大生へのアンケート調査結果を基に、ゲームや漫画をむしろ制限しない子育ての重要性を指摘する。

東大生の91.2%が好きな漫画を即答

調査では、東大生274名を対象に「好きなマンガを教えてください」と自由記述で尋ねたところ、全体の91.2%(250名)が具体的な作品名を回答。「なし」「特になし」と答えたのはわずか8.8%(24名)にとどまった。つまり、東大生の約10人に9人は好きな漫画作品をすぐに思い浮かべられるという結果だ。

最も多く挙げられた作品は『進撃の巨人』(20件)、次いで『ONE PIECE』(18件)、『キングダム』(10件)、『NARUTO』(10件)、『HUNTER×HUNTER』(10件)と続く。受験勉強を題材にした『暗殺教室』が7件と上位に入っているのが、いかにも東大生らしい特徴だ。

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短期的制限より長期的な付き合い方を

「ゲームを禁止すれば学力が伸びる」「漫画は受験の敵だ」――こうしたSNS上の主張は、少なくとも東大生の実態とは合致しないと西岡氏は指摘する。親が制限することで上がる成績は短期的なものであり、長期的には子ども自身に「付き合い方」を考えさせる方が本質的に重要だと述べる。

西岡氏は自身の周りの体験談として、東大生でも制限されてきた反動で大学入学後にゲームに没頭するケースがあると紹介。コロナ禍と重なった東大生2人が「大学で初めてゲームをやり、それがたまたま『原神』だったため完全にハマり、鬼課金してしまった」という例を挙げ、子ども時代に制限しても結局は同じような結果になることを示唆している。

「今しかできない経験」とは何か

冒頭の投書には「今しかできない経験をしなさい」という言葉があったが、東大生のデータはその逆を示している。ゲームや漫画で友達と盛り上がることこそ、子ども時代にしかできない貴重な経験の一つではないか、と西岡氏は主張する。

「もし今、お子さんからゲーム機を取り上げるかどうかで悩んでいる親御さんがいるなら、東大生たちのリアルな声に少し耳を傾けてみてもいいかもしれません」と締めくくっている。

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