瞳キラキラ「恐竜女子」急増中、保護者コミュニティーも誕生 福井県立恐竜博物館副館長・寺田和雄氏
瞳キラキラ「恐竜女子」急増中、保護者コミュニティーも誕生

福井県立大学に日本初の「恐竜学部」(恐竜・地質学科)が誕生して1年余り。初年度の合格者は34人(定員30人)で、そのうち17人が女性だった。福井県立恐竜博物館副館長の寺田和雄氏は、入試の成績が良い女性が多かったと明かし、学生たちの様子について「本当に恐竜が大好きな人ばかりで、もう生き生きとしている」と語る。

「恐竜女子」の仲間との出会い

寺田氏によると、学生たちは「高校時代に恐竜の話をしたら、周りの同級生はあまり興味がない」と感じていたが、恐竜学部に来て同じ趣味の仲間と出会い、「楽しくて、楽しくって」と話が盛り上がるという。いわゆる「オタク」というイメージとは少し違うと寺田氏は述べる。

博物館では令和4年、小学生から高校生の女子を対象にした夏休みの特別企画「恐竜女子学院」を開催。全国から募集し、書類審査を経て20人以上が参加した。参加者は皆、目がキラキラしていて、恐竜の話で大いに盛り上がったという。

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「恐竜で食べている女性」による講義

プログラムの講義はすべて女性に依頼。首長竜の研究をする大学の先生や、出版社で恐竜の図鑑を作る方など、いわゆる「恐竜で食べている女性」が講義を行い、「『恐竜の仕事』って、これだけ楽しいのよ」と伝えた。

保護者も後ろで見学し、「ウチの子がこんなに楽しそうな顔をしているのを見たのは初めて。本当にうれしいです」と喜んだ。保護者同士はLINE交換をしてコミュニティーが出来上がるほどだった。寺田氏は「こうした企画は当たるなぁ」と振り返り、同じ流れで大学の恐竜学部にも女性が殺到したと語る。

恐竜学部の専門授業が始動

今春、恐竜学部の新キャンパスが恐竜博物館の隣に完成。2年目からは専門科目の授業が始まり、寺田氏や博物館の研究員十数人が講義を行う。寺田氏は専門の「古植物学」の講義を2コマ担当する予定で、「学生と1対1で卒論の面倒を見るのはちょっと先になるが、古植物学をやりたいという学生が出てきたら見ることになるでしょう」と話し、「それはそれで楽しみ」と期待を寄せた。

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