福岡市議会は6日、決算特別委員会の総会質疑を行い、市議から各区の交通施策の差が指摘され、特に南区で渋滞や公共交通網からの取り残しがあるとして、解消に向けた検討を求める声が上がった。
南区の地下鉄営業距離はゼロ
松野隆市議(公明)が質問した。南区には西鉄天神大牟田線が通っているが、南西部は鉄道空白地で、路線バスも今春減便された。市地下鉄の営業距離は中央区8・7キロ、博多区8・4キロ、城南区4・9キロ、早良区4・8キロ、東区2・7キロ、西区1・9キロで、南区のみ0となっている。
市議が市主体の検討を要求
松野市議は、「大きな事業費が各区に投入されているが、南区は恩恵にあずかれていない」と指摘。他都市が都市型ロープウェー「Zippar(ジッパー)」や次世代型路面電車(LRT)など新交通システムに挑戦している例を挙げ、「市の発展と成長による税収増を各区の生活基盤にも還元すべきではないか」として、市主体での公共交通網の検討を求めた。
副市長の答弁
光山裕朗副市長は「交通状況の変化や新技術の活用などを踏まえながら、南部地域の公共交通の利便性向上や幹線交通ネットワークの充実などについて検討し、多様な交通手段が連携した持続可能な総合交通体系の構築に取り組む」と答弁した。