親が育てられない乳児を匿名で託せる「赤ちゃんポスト」の開始に向け、大阪府泉佐野市のりんくう総合医療センターで5日、施設を改修する工事が始まった。来年1月に完了する見込み。
相談室の改修工事がスタート
市は、「赤ちゃんポスト」(事業名は赤ちゃんいのちのバトン)と、病院関係者にのみ身元を明かす「内密出産」について、2027年度に事業を始められることをめざし、センターと連携して準備を進めている。
この日は、センター内にすでにある相談室を改修する工事が始まった。防音対策などを施し、内密出産などの相談に応じる相談室と、職員の執務室を設置する。
今後の予定と受け入れ態勢
センターによると、乳児を預ける部屋については、府と協議して工事を進め、ベッドなど必要な設備を整えていくという。
センターの松岡哲也理事長は「大切な命を一人でも多く受け止めるため、万全の受け入れ態勢を整えるべく、安全を最優先にしながら改修工事を進めていく」とするコメントを出した。
センターの職員らは、先行して両事業に取り組む慈恵病院(熊本市)で、研修を受ける予定。



