環境省と農林水産省は11日、生態系に影響を与える恐れがある外来種を掲載した「生態系被害防止外来種リスト」を改定した。掲載種は596種となり、改定前の429種から約1・4倍となった。リスト改定は、2015年に制定されてから初めて。
三つの区分で選定
リストは大きく三つに分かれ、国内に定着し、防除を推進・検討する「総合対策外来種」にクビアカツヤカミキリなど441種を選んだ。国内にまだ定着していないが、生態系に被害を及ぼす可能性がある「侵入・定着防止外来種」にはアフリカヒキガエルなど135種を、受粉などで利用される「産業管理外来種」にセイヨウオオマルハナバチなど20種をそれぞれ選定した。
石原環境相が呼びかけ
石原環境相は同日の閣議後記者会見で「入れない、捨てない、広げないという外来種の適切な取り扱いを改めて意識してほしい」と呼びかけた。
環境省は当初、野生化したネコの「ノネコ」について、種名の「イエネコ」に表記を変え、防除を推進する種として載せる方針だった。だが、愛護団体などから「飼い猫の駆除や虐待を助長する」などといった反対意見が相次いだため、従来通り「ノネコ」で掲載することにした。



