中米グアテマラ当局は3日、同国で最も活発な火山であるフエゴ山の大規模な噴火を受け、国内で2番目に高いレベルの緊急警報を発令し、近隣の村々からの避難を開始した。
噴火したフエゴ山は、首都グアテマラ市から約35キロ離れた標高3763メートル。3日朝に噴火が始まり、日没までに激しさを増した。溶岩が山の斜面を流れ、火山灰は約6000メートルの高さまで噴き上がった。
オレンジ警報発令と避難
防災調整委員会はX(旧ツイッター)で、「フエゴ山の噴火により、全国にオレンジ(危険)警報が発令された」と発表した。オレンジ警報は同国で2番目に高いレベルの警報で、当局は3日、火山近くの2つの村からの避難を開始した。
緊急当局が公開した映像には、激しい噴火が雲を赤く染め、溶岩が山の斜面を流れ落ちる様子が捉えられている。
専門家の警告と過去の噴火
火山学研究所は声明で、火山活動が「より爆発的な段階に移行しつつある」と指摘。さらに、フエゴ山の斜面を火砕流が流れ落ちる恐れがあり、西側と南側の斜面にある地域が最も危険だと警告した。
グアテマラは環太平洋火山帯に位置し、地震や火山活動が頻発する。フエゴ山は2018年にも大規模な噴火を起こし、村が壊滅。215人が死亡し、同数の行方不明者が出た。



