埼玉県新座市に住む中村昌孝さん(85)が、自らの波乱に満ちた人生を振り返る。中学2年の時、明治・大正文学に熱中し、特に芥川龍之介に感化された中村さんは、その真似をして遺書を残し、蓮のある沼に入ったが、肩までで止まり、泥に顔を突っ込めず、ふと我に返るとロダンの考える人のような姿勢になっていた。駆けつけた母にこっぴどく引っぱたかれたという。
数々の骨折と転機
19歳の時、海でダイビング中に第五頸椎を圧迫骨折し、半年入院したが命は助かった。27歳ではスキーで左大腿部を複雑骨折。入院先で3歳年上の看護師を見初め、後に妻に迎えた。中村さんは「思いやりがあり、かいがいしく働く。日々世話になっている。感謝」と述べている。
その後もテニスで左鎖骨骨折、自転車で転んで左肘頭骨折など、骨折が続いた。
民俗学と世界旅行
趣味は民俗学の研究で、約50カ国を歴訪。多くは僻地で危険な目にあったが、無事帰還した。
80代を過ぎて
傘寿を過ぎて体力は落ち、あちこちのパーツが不調を訴えるが、夫婦で体の痛みを共有し励まし合っている。先日は89歳の人とゴルフを楽しみ、その壮健さに元気をもらった。今も現役で仕事を続けており、「このまま行けるところまで働いてみようかな」と語っている。



