エアコン室外機の消費電力、正しく理解しているのはわずか5% パナソニック調査
エアコン室外機の消費電力、理解はわずか5%

パナソニックは7月29日、エアコン室外機に関する実態調査の結果を発表した。調査は2026年7月7日~7月14日、エアコンを所有する20~60代の男女551人を対象にインターネットで実施。エアコンの消費電力の約8~9割を室外機が占めるとされる中、実態が明らかになった。

室外機の消費電力、正しい認識はわずか5%

調査では、エアコンの消費電力が大きいのは室外機と回答した人は51%だったが、室内機と答えた人が17%、どちらも同じくらいが13%、わからないが19%と、約半数が誤った認識を持っていることが判明。さらに、室外機が消費電力に占める割合について「80%以上」と正しく回答した人はわずか5%にとどまった。

節電対策の実態と課題

室外機の節電対策を行っている人は「積極的にしている」10%、「ややしている」18%を合わせて28%で、72%が十分な対策をしていない。対策内容としては「室外機カバーを取り付ける」52%、「室外機の周りに物を置かない」50%、「よしずなどで日陰に置く」42%が上位。一方、対策をしない理由は「やり方がわからないから」が66%で最多だった。

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台風対策も不十分

台風前に室外機対策を行っている人は18%で、82%が不十分。台風後に状態を確認している人は26%にとどまり、異常があった場合に「様子を見る」「放置する」と回答した人が21%に上った。

室内機の水漏れ経験

エアコン室内機の水漏れを経験したことがある人は30%で、そのうち73%はそのまま使用を続けたことがあるという。

室外機の節電対策を解説

同社のエアーマイスター福田風子氏は、直射日光を避けて室外機周辺の温度上昇を防ぐことが効果的と説明。外気温が35℃から30℃に下がると消費電力が約半分になるという。また、室外機の吸い込み温度を1℃下げることは設定温度を1℃上げるのと同じ効果があり、約10~13%の消費電力削減につながる。14畳エアコンでは冷房期間(135日・1日18時間運転)で約60.2kWh、約1865円の節約になる。

室外機周辺はホコリや落ち葉がたまらないように整理し、特に風の強い日や台風後はチェックが必要。「基本、室外機の前側は20㎝以上スペースを空けて、できれば30㎝以内には物を置かないようにしましょう」と福田氏。

注意が必要な節電対策

調査で多く見られた室外機カバーの取り付けは、通風を妨げ逆効果になる可能性がある。メーカー公式の専用部品を使用すべき。ドレンホース先端の虫除けカバーも、目が細かすぎると排水が詰まり水漏れの原因に。濡れタオルで天板を冷やす方法も吸込口や吹出口をふさぐ恐れがあるため、メーカー公式の日よけ屋根が推奨される。

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