小泉防衛相の核議論「タブーなく」発言に被爆地から懸念の声
小泉防衛相の核議論「タブーなく」発言に被爆地から懸念

小泉進次郎防衛相が核兵器をめぐる議論について「タブーなく議論」すべきだと発言し、波紋を呼んでいる。政府が年内に安全保障関連3文書の改定を予定するなか、非核三原則の見直しを示唆する発言として、被爆者や被爆地の首長から懸念の声が上がっている。

発言の経緯と意図説明

小泉氏は7月17日、インターネット番組で「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」「あらゆる政策をタブーなく議論し、進めなければならない」と述べた。7月22日には訪問先のベルギーで、核戦力を増強する欧州の動向に触れながら「タブーなく議論を」と再び述べた。

小泉氏は8月4日の会見で、「防衛政策に関する一般論として、国民の命と平和な暮らしを守り抜くための政策について、あらゆる選択肢を排除することなく、国民に丁寧に説明しながら議論をしていくことが重要」と発言の意図を説明した。

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非核三原則見直しの観測

しかし、安保3文書の改定を控えるなかで、非核三原則の見直しに向けた「布石」ではないかとの観測が広がっている。日本は核兵器について「持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を「国是」とするが、高市早苗首相は就任前から、「持ち込ませず」の削除も含めた見直しが持論だ。

被爆地・長崎の被爆者団体などの代表者らは8月4日、小泉氏の発言に抗議の意思を示した。

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