全東信、破産手続Q&Aを公開「入金は?」「債権者集会は?」など13項目
全東信、破産手続Q&A公開 入金や集会の有無など13項目

クレジットカード決済代行大手の株式会社全東信(大阪市中央区)が、2026年7月11日までに公式サイトを更新し、破産管財人からのお知らせとともに「破産手続に関するよくあるご質問(Q&A)」13項目を一挙公開した。同社は7月6日、大阪地方裁判所に破産手続開始の申し立てを行い、同日正午に破産手続開始決定(令和8年(フ)第3500号事件)を受けており、事業を停止している。

破産管財人が選任され、全財産を管理

お知らせでは、「当社は、本日、大阪地方裁判所に破産手続開始の申立てを行い、2026年7月6日午後0時(正午)、同裁判所から破産手続開始決定を受け、当職が破産管財人に選任されました。破産手続の開始により当社は事業を停止し、今後当社の財産はすべて当職が管理いたします」と報告。特に重要と考えられる事項として、加盟店向けと、加盟店・債権者・債務者・財産所持者その他利害関係者向けの2つのカテゴリーに分けて注意喚起を行っている。

Q&A13項目の内容:売上金、端末、債権者集会など

公開されたQ&Aは全13問。主な内容は以下の通り。

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  • Q1:倒産したのか → 破産手続開始決定を受けたことを確認。
  • Q2:破産手続とは → 債務者の財産を換価し、債権者に公平に配当する手続きと説明。
  • Q3:破産管財人の立場 → 裁判所の監督のもと、財産管理・換価・配当を行う。
  • Q4:通知の発送時期 → 破産手続開始等の通知は順次発送予定。
  • Q5:サービスの継続 → 事業停止によりサービスは提供されない。
  • Q6:クレジット端末機の使用 → 使用できない。返却が必要。
  • Q7:クレジット売上金の入金 → 売上金は全東信の財産となり、個別の入金は行われない。
  • Q8:今後のクレジットカード取扱い → 他社との契約が必要。
  • Q9:端末機の返却 → 返却が必要。返却方法は後日案内。
  • Q10:7月6日正午以降の決済 → 決済は無効となり、加盟店が顧客に返金対応が必要な可能性。
  • Q11:債権者集会や説明会 → 現在のところ開催予定なし。情報はホームページで提供。
  • Q12:配当率 → 財産状況確認中で現時点では回答不能。
  • Q13:財産状況の確認方法 → ホームページで随時公表。

債権者集会は開催せず、情報はHPで提供

特に注目されるのはQ11で、「債権者集会や債権者説明会は開催されないのですか」との質問に対し、「現在のところ、債権者集会や債権者説明会が開催される予定はありません。債権者の方々への情報提供は、本ホームページを通じて行いますので、ご確認ください」と回答。また、Q12の配当率については「現在、(株)全東信の財産状況を確認中であり、また、破産債権の債権調査も実施されていないため、配当があるかどうかや、配当を行う場合の配当率については、お答えできません」としている。

全東信の破産手続:今後の流れ

全東信は多数の加盟店を持つ決済代行業者であり、今回の破産手続開始により、加盟店の売上金回収や端末機の返却、顧客への影響など幅広い混乱が予想される。破産管財人は順次、債権届出などの手続きを案内する見通しで、関係者は公式サイトの情報に注意する必要がある。

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