宮崎県日南市の南郷漁協に所属する漁船「新徳丸」に乗っていた男性3人が海上で見つかり、全員の死亡が確認された3日、関係者の間で悲しみが広がった。
ベテラン漁師の死に惜しむ声
宮崎海上保安部によると、死亡したのは男性船長(76)と、同乗者の男性2人(82歳と73歳)で、いずれも日南市に住んでいた。船長は漁協の組合員で、漁協の市元秀人参事は「腕は確かなベテランの伊勢エビ漁師。温厚で優しい人だっただけに残念でならない」と肩を落とした。
救命胴衣の着用が生死を分ける
同保安部によると、3人は発見時、救命胴衣を着けていなかった。海上保安庁によると、昨年、船舶からの海中転落者415人のうち、救命胴衣の着用者は89%が生存したのに対し、非着用者は50%だった。救命胴衣の着用は海に落ちた際、浮いて体力を維持しながら救助を待つことができるといった利点があるという。
船体の捜索続く
新徳丸の船体は捜索が続けられたが、3日夕時点で見つかっていない。



