橋の耐震補強工事でボルト穴を誤って開け無断埋め戻し、兵庫県が9社の処分検討
橋の耐震補強工事で粗雑な施工、兵庫県が9社の処分検討

兵庫県は23日、県内8か所の橋の耐震補強工事で、施工業者が鋼材のボルト穴を誤った位置に開け、無断で埋め戻すなどの粗雑な施工をしていたと発表した。震度7レベルの地震で路面に段差が生じる恐れがあるという。県は施工業者計9社に修補を求め、処分を検討する。

調査の経緯と確認された不良箇所

2023年度に三木市の県道の橋で、粗雑な耐震補強工事が発覚したことを受け、県が同様の工事を行った160か所を調査していた。

発表によると、施工不良が確認されたのは、芦屋市の「夙川橋」や、淡路市の「新町橋」など。いずれも19~23年度に工事が完了していた。橋桁と橋脚などをつなぎ留める鋼材を固定するボルト穴の位置を間違えて穴を開け直したり、誤った穴を金属や樹脂で埋め戻したりしていた。

再発防止へ県が対応

一部の業者は埋め戻しによって強度が低下する認識がなかったという。県は今後、施工業者に修補を求めるとともに、工事の段階確認を追加するなどして再発防止を図る。