MMX搭載H3ロケット、20日未明打ち上げ 東北以南で観測可能
MMX搭載H3ロケット、20日未明打ち上げ 東北以南で観測可能

火星の衛星フォボスを目指す探査機「MMX」を搭載したH3ロケット10号機が、20日午前4時41分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。ロケットは夜明け前の空を東に向かって飛ぶため、東北以南の広い範囲で上昇する様子を観察できる可能性がある。

飛行経路と観測のポイント

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の飛行計画書によると、H3は打ち上げ後、種子島から東の方向に飛び、伊豆諸島の八丈島と小笠原諸島の父島の間を通過する。このため、九州から四国、本州の太平洋側などでロケットの航跡を観察できそうだ。

岡山県の倉敷科学センター学芸員の三島和久さんによると、見えやすいのは固体ロケットブースターが燃焼している打ち上げから約1分半の間。空気が澄んでいれば300キロ先からでも見える可能性があるという。

明るさと観測方向

打ち上げから約6分後には高度が240キロほどになり、ロケットに太陽の光が当たって1等星ほどの明るさに輝くとみられる。似た条件だった8月の9号機は0等星ほどの明るさだったといい、夏の大三角くらいの明るさになりそうだ。

三島さんの計算では、ロケットが見える方向は、東京都や名古屋市、大阪市からは南の空で高度20度ほど。ユーチューブチャンネル「朝日新聞宇宙部」が伊豆諸島の神津島に設置している星空カメラでは、高度25度ほどに見えそうだ。

詳しい飛行経路は、サイト「人工衛星をみよう」から調べられる。