火星探査機搭載のH3ロケット10号機、種子島で発射地点へ移動
火星探査機搭載H3ロケット10号機、発射地点へ移動

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、火星衛星探査機「MMX」を搭載した大型主力ロケット「H3」10号機の機体を、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)の組み立て棟から発射地点に移した。最終点検を経て、20日午前4時41分に打ち上げられる予定だ。

機体の移動と仕様

10号機は全長約63メートル、直径約5・2メートルで、搭載するMMXは火星の衛星フォボスの砂などを地球に届ける「サンプルリターン」を目指す。機体の移動は19日午後1時半に始まり、専用の台車に載せて、約400メートル先の発射地点まで30分ほどかけて運ばれた。

打ち上げ実績と今回の特徴

H3は昨年12月の8号機で打ち上げに失敗したが、原因究明を経た今年6月と8月の打ち上げに連続成功した。10号機は主エンジン2基と補助ロケットブースター4本からなる「24形態」と呼ばれる機体タイプで、3タイプあるH3の中で最も推進力が大きい。

H3が探査機を打ち上げるのは今回が初めてとなる。