尾鷲市の小学校でクマ避難訓練、市内初 7月以降4頭がわなに
尾鷲市の小学校でクマ避難訓練、市内初 7月以降4頭がわなに

三重県尾鷲市の市立矢浜小学校で13日、クマが校庭に入ってきたことを想定した避難訓練が行われた。同市内でクマの出没を踏まえた訓練の実施は初めて。

市内で4頭がわなにかかる

今年7月以降、市内では4頭のツキノワグマがわなにかかり、3頭を駆除、1頭を山中に放した。市内の別の小学校近くでわなにかかったクマが見つかっており、市教育委員会が訓練の実施を決めた。

全校児童が校舎3階へ避難

訓練では、「クマ出没」と書いた看板を掲げたクマ役の職員が校庭に現れると、全校児童約50人が教員の誘導に従い、走って校舎3階の教室に避難。教員は、校舎のドアや防火扉を閉めて、校内放送で避難を呼びかけたり、警察に通報したりした。

児童への説明と今後の予定

避難訓練の後には、市水産農林事業推進課の職員がツキノワグマの特徴を児童に説明。「クマを見つけたら、静かにその場を離れ、近くにいる大人に伝えましょう」などと呼びかけた。

稲葉武彦校長は「いつ起こってもおかしくない。子供の命と安全を守ることを最優先に考え、備えないといけない」と話した。市内では今後、他の小学校でも同様の訓練を予定している。