熊本地震後のイオンモール熊本の爆発で従業員2人死亡、雑貨店運営会社幹部が「売上金を金庫に」と指示し謝罪
熊本地震後のイオンモール熊本の爆発で従業員2人死亡、雑貨店幹部が指示し謝罪

熊本県嘉島町のイオンモール熊本で最大震度7の熊本地震の後に発生した爆発で、従業員2人が亡くなった雑貨店の運営会社「ハビタ」(熊本市南区)の湯瀬剛二取締役(64)が3日、朝日新聞などの取材に応じた。湯瀬取締役は「このたびは2名の尊い命を失ってしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪し、地震後に避難していた従業員2人に対し、店長を通じてレジの売上金を金庫に移すよう求めたことを明らかにした。

死亡した1人は大竹玖瑠美(くるみ)さん(22)。地震後に一度、モール外の駐車場に避難したが、偶然遭遇した親族に「会社からレジの売上金を金庫に入れるように言われたから戻る」と言い残し、同僚とともに館内に戻った後、爆発に巻き込まれた。湯瀬取締役によると、店舗では店長と大竹さんら従業員2人の計3人が働き、地震当時は店長は休みで、大竹さんら2人がいた。

安否確認の後の再指示

7月28日夕の地震の後、安否確認のためイオンモール熊本店に3度電話したが応答はなかった。午後5時10分に店長へ電話すると、大竹さんら2人はすでに外へ避難し、無事であると報告があったという。

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その後、イオンモール熊本の休業が店長から連絡され、湯瀬取締役は再び店長に電話。店内に残された従業員の荷物の有無を確認した上で、「もし戻れるのであれば、売上金を金庫に保管して欲しい。無理なら可能な範囲で良い」と伝え、店長がこの内容を大竹さんらに伝えた。その後、爆発事故が発生した。

「避難優先で戻らないよう徹底」

従業員が避難していた県内の他の三つの店舗に対しても、同様に売上金の保管を指示していたという。

湯瀬取締役は「中に入るという指示を出したことは問題だった。今後は避難優先で、戻ることはないように徹底する」と語った。

同社は1976年創業で、熊本、福岡、宮崎など九州5県に14店舗を展開している。

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