国土交通省は28日、都市鉄道の混雑率調査結果(2025年度実績)を公表した。都市部の路線における最混雑区間の混雑率も公開しており、2025年度も日暮里・舎人ライナー(東京都交通局)が最も混雑率の高い路線となった。同路線は6年連続で混雑率ワーストが続いている。
日暮里・舎人ライナーの330形。車内の座席はロングシート
混雑率は「最混雑時間帯1時間の平均混雑率」とされ、2025年度はおもに10~11月の1日または複数日の乗車人員データをもとに計算している。日暮里・舎人ライナーの最混雑区間は「赤土小学校前→西日暮里」間。2025年度、最混雑時間帯となる7時30分から8時30分までの輸送力4,924人(5両編成×19本)に対し、輸送人員8,681人、混雑率176%となった。
混雑緩和の取り組みも依然高水準
東京都交通局は日暮里・舎人ライナーの朝ラッシュ時間帯における混雑緩和を目的に、ロングシートの330形を導入して車両の置換えを進め、2024年度に完了。輸送力を増強するとともに、その後のダイヤ改正で日暮里方面の列車を増発した。こうした取組みもあり、前年度の混雑率(輸送力4,887人に対し、輸送人員8,664人、混雑率177%)より下がったが、依然として高い水準に。前年度に続き、今回公開された路線で唯一、混雑率170%を上回っている。



