ポーランド首相と国防相の襲撃計画か、60代男を逮捕
ポーランド首相と国防相の襲撃計画か、60代男を逮捕

ポーランド内務省は11日、ドナルド・トゥスク首相とブワディスワフ・コシニャクカミシュ国防相への襲撃を計画した疑いで男が逮捕され、警察が捜査を進めているとAFPに明らかにした。

容疑者は60代、南西部で逮捕

内務省のカロリナ・ガレツカ報道官は、容疑者の自宅では捜索が続いており、「この男に関する情報は、当然ながら今後警察によって確認される」と述べた。

トゥスク氏はX(旧ツイッター)に「襲撃を予告していた男が拘束された」と投稿し、警察の「迅速かつ断固とした対応」を称賛した。

捜査の経緯と警戒強化

マルチン・キェルビンスキ内相は公共放送局ポーランド・テレビのニュース専門チャンネル「TVP Info」に対し、容疑者は60代の男で、南西部ドルヌィシロンスク県で逮捕されたと語った。

さらに「治安当局はインターネット上の投稿内容を徹底的に分析し、男を特定した」と説明。男の「交友関係やインターネット上での活動を調べている」と述べた。

ガレツカ報道官によると、トゥスク首相とコシニャクカミシュ国防相に危害が及ぶ恐れがあるとの情報を受け、国家保護局(SOP)が警察に通報。警察、SOP、国内治安当局の関係者は11日、この事件について協議した。

首相府大臣特務機関調整官の報道官を務めるヤツェク・ドブジンスキ氏は協議後、記者団に対し「この問題を極めて深刻に受け止めている」と述べた。

同氏は、ポーランドの政府関係者に対する脅迫が増えていると指摘した上で、今回については「実行に移される可能性が高かった」と述べた。

背景と今後の捜査

ポーランドは2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻以来、ウクライナを強く支持しており、ロシアがポーランド国内で破壊工作やハイブリッド戦を展開していると繰り返し警告してきた。ロシア側はこうした疑惑を否定している。

ただし、キェルビンスキ内相はTVP Infoに対し、今回の暗殺計画疑惑について「現段階で外国の関与の可能性を主張するのは時期尚早だろう」と述べた。

さらに「むしろ、非常に過激な集団に属し、インターネットを通じてさまざまな人物と過激なつながりを持っている男とみられる」と語った。