米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件を受け、県議会(定数48)は9日、日米両政府への抗議決議と意見書を賛成多数で可決した。近く日米政府に提出する。
抗議決議の内容
両文書では、米軍関係者による事件が繰り返されるのは米軍の規律や教育体制の限界だと指摘し、遺族への謝罪と補償、米軍の管理責任者の処分など責任の明示、日米地位協定の抜本改定などを求めている。
採決の結果
採決では議長を除く45人が賛成、2人が反対し、全会一致とはならなかった。反対した議員は「在沖米軍の最高責任者の責任を明確にすることが不十分。四軍調整官の更迭をアメリカ政府に求めるべきだ」と理由を述べた。
事件の概要
事件は10月3日未明に発生。那覇市のホテルで女性(39)の遺体が見つかり、県警は4日、女性を殺害し財布などを奪ったとして、米海兵隊上等兵のデビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20)を強盗殺人の疑いで緊急逮捕した。容疑者は「私は知りません」と否認している。