水嶋前事務次官「新幹線整備は社会のあり方を根本から変える」西九州新幹線シンポ
水嶋前事務次官「新幹線整備は社会のあり方を根本から変える」

西九州新幹線の整備促進をテーマにしたシンポジウムが8日、長崎市内で開かれ、7月に国土交通省の事務方トップとして佐賀県と整備に関する合意を結んだ水嶋智(さとる)氏が基調講演し、「新幹線整備は社会のあり方を根本から変えるくらいのインパクトがある」と述べた。

基調講演で観光立国の課題に言及

水嶋氏は、参加した800人を前に「観光地として高い可能性を持っている長崎や北部九州を全国の新幹線ネットワークにつなぐことは、観光立国をさらに前に進める上で大きな課題だ」と語った。

パネル討論で知事が連携を表明

その後、平田知事と長崎市の鈴木史朗市長を交えたパネル討論も行われ、平田知事は「水嶋さんにフル規格に向けてのロードマップをつくっていただいた。佐賀県の立場を良く理解した上で一緒に連携しながら頑張っていきたい」と述べた。

西九州新幹線を巡っては、国や整備済みの長崎県がフル規格での全線開通を求めている一方、佐賀県は財政負担などから整備に難色を示してきた。7月には、当時事務次官だった水嶋氏と佐賀県の山口祥義知事が環境アセスメント実施などで合意している。