9日に実施された福岡県議会議長選で、得票が同数となりくじ引きで決定した選挙を巡り、複数の議員が、議長に就任できなかった公明党県議団の新開昌彦団長の姓のみが書かれた無効票があったと聞いたと証言していることが分かった。一部の議員からは投票のあり方について疑問の声が上がっている。
39票で並びくじ引きで決定
議長選では、最大会派・自民党県議団の大島道人議員と「非自民」会派の統一候補となった新開氏が39票で並び、くじ引きで大島氏が選出された。開票作業には複数の議員が立ち会い、無効は6票だった。
「新開」姓の議員は3人
県議会には「新開」姓の議員が3人いる。議会事務局によると、「新開」のみの記載ではどの議員への投票か特定ができないため、地方自治法に基づいて公職選挙法を準用し、無効票と判断するという。投票前の議会運営委員会では姓だけでは無効とすることが確認されていた。議会事務局は、無効票の詳細な内訳は明らかにできないとしている。
支持議員からは疑問の声
新開氏を支持した議員は「無効票を出す無責任な方法が許されていいのか。釈然としない」「姓名両方を書くよう投票前に副議長から注意喚起を行うべきだった」などと話している。



