鳥取県立美術館(倉吉市)の来館者数が前年度と比べて伸び悩む中、県が実施した県民アンケートで、回答者の半数以上が「来館0回」と答えたことが分かった。県が10日に発表した。
来館回数、半数超が「0回」
アンケートは8月5~31日に電子形式で実施され、589人から回答を得た。来館回数を尋ねた設問では、「0回」が51・4%と半数を超え、「1回」が26・0%、「2回以上」が22・6%だった。
行かない理由(複数回答)では「自宅から遠い」が61・4%で最も多く、次いで「情報を知らない」が17・2%、「展覧会の魅力不足」が15・2%だった。
人気企画展の招致へ
行ってみたい企画・内容(複数回答)では「全国で話題の企画展」が46・0%で最多だった。県は今後、この結果を基に全国的に人気のある企画展の招致などに力を入れる方針だ。
美術館は2025年3月に開館。昨年度は約31万2800人が訪れたが、今年度は9月9日時点で約8万900人と前年同期の半数以下に低迷している。開館時には「ブリロの箱」の展示が話題を集めていた。
知事「反省するきっかけに」
平井知事は10日の定例記者会見で「美術館への交通手段の利便性を高め、芸術文化の生成発展とともに、住民側の視点も注入する必要性がある。反省するきっかけになった」と述べた。



