「被爆市長」山下三郎氏が死去、96歳 廿日市市長を4期
「被爆市長」山下三郎氏が死去、96歳 廿日市市長4期

広島県廿日市市長を4期務め、自身の被爆体験を語り続けた山下三郎(やました・さぶろう)さんが25日、老衰のため死去した。96歳だった。

葬儀は27日に廿日市葬祭会館で

葬儀は27日午前11時30分から、廿日市市串戸1の7の20の廿日市葬祭会館で営まれる。喪主は長男の寿三さんと次男の智之さんが務める。

15歳で被爆、市長として平和を訴える

山下さんは15歳の時、広島市の学徒動員先の工場で被爆した。廿日市市議を経て、1991年から廿日市市長を4期務めた。

「被爆市長」として知られ、在任中も小学校などで被爆体験を語ったほか、2005年には国連本部で開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせて訪米し、被爆証言を行った。

岩国基地増強反対の呼びかけ人も

米軍岩国基地(山口県岩国市)の増強計画に反対する自治体などの連絡会議では、呼びかけ人を務めた。2008年には旭日中綬章を受章している。