KDDIは、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」の海外利用をオーストラリアでも開始すると発表した。これにより、地上基地局の電波が届きにくいエリアでも、空が見える状況であれば「Starlink Mobile」による衛星とスマートフォンの直接通信が可能になる。
オーストラリアでの提供開始
オーストラリアでの連携事業者はTelstra Limitedで、提供開始日は9月25日(日本時間)となる。日本国内のau Starlink Directと同様に、対応アプリでのテキストメッセージ送受信や位置情報の共有などが利用できる。
すでに日本でau Starlink Directを利用しているユーザーは、対象国においても当面の間、申し込み不要で圏外エリアでのデータ通信を利用できる。利用にあたっては、対象機種を事前に最新のソフトウエアにアップデートし、ローミング設定を有効にする必要がある。設定後に対象国の圏外エリアへ移動すると、自動で連携事業者が提供するStarlink衛星と接続し、衛星通信による海外利用が開始される仕組みだ。
対応機種と今後の展開
対応機種は、9月18日に発売された最新のiPhoneおよびApple Watchをはじめ、計48機種。対象機種は今後順次拡大していく予定で、衛星通信の利用には事前に最新のOSへのアップデートが必要となる。
au Starlink Directの海外利用は、これまでアメリカ(2026年3月4日、T-Mobile USA)、カナダ(6月17日、Rogers Communications Canada)、フィリピン(8月31日、Globe Telcom)、ニュージーランド(8月31日、Spark New Zealand)の順で対応国を拡大してきた。提供開始以降、連休期間を中心に多くのユーザーが海外での衛星通信を利用しているという。
また、KDDIグループ会社でモンゴルの大手携帯通信事業者であるモビコムも、2026年内にStarlink Mobileの提供開始を予定しており、今後同社エリアもau Starlink Directの対象国として拡大される見込みだ。