特殊詐欺の被害金を暗号資産に交換してマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁は7日、人材派遣会社(大阪府泉佐野市)の社長の男(36)ら男女5人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
被害金約9100万円を暗号資産に変換
他に逮捕されたのは、東京都中央区勝どき、職業不詳の男(45)ら。警視庁は、5人が2024年2~3月に特殊詐欺グループが管理する金融機関口座から送金された詐欺の被害金約9100万円を暗号資産に変換して資金洗浄し、うち約1%を報酬として受け取ったとみている。
ビットコイン購入後、テザーに換えて隠匿
捜査関係者によると、5人は同年2月、何者かと共謀し、特殊詐欺グループから同社名義の金融機関口座に入金された被害金440万円で暗号資産「ビットコイン」を購入後、別の暗号資産「テザー」に換えて隠匿した疑い。
警視庁は、社長の男が資金洗浄グループの指示役で、職業不詳の男が特殊詐欺グループとの仲介役だったとみている。9日にも、同社を同法違反容疑で東京地検に書類送検する方針。