ネパール土石流、中国国営通信が警察官撮影のドローン映像公開…批判かわす狙いか
ネパール土石流、中国国営通信が警察官撮影のドローン映像公開

中国国営新華社通信は5日、ネパールと中国の国境地帯で起きた大規模な土石流を巡り、発生直後に警察官がドローンで撮影した被災地の映像を公開した。中国側の情報は国営メディアによる発表が大半を占め、外国メディアから「実態がわからない」などとの批判が出ていた。映像の公開には、こうした批判をかわす狙いがありそうだ。

初公開の映像、発生から約20分後に撮影

中国紙・北京青年報によると、被災地の映像が中国国内で公開されたのは初めて。映像は37秒で、土石流の発生から約20分後に撮影された。濃い霧の中、激しく削られた山肌や濁流が映り、道路の一部は土石流で寸断されていた。

撮影した警察官は新華社通信の取材に、「土石流は最高で60メートルの高さに達しただろう」と当時の様子を振り返った。

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外国メディアの批判と中国側の反発

土石流を巡っては、中国側の情報不足に批判が集まった。米政府系メディアのラジオ自由アジア(RFA)は「中国側の情報は極めて不足している」と指摘。英紙ガーディアン(電子版)も「中国の情報統制が被害の全容把握を難しくしている」と報じた。

情報統制や情報不足への指摘が相次ぐ中、中国側は「情報は公開され、透明で迅速だ」などと反発していた。

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