米中央軍は5日、イランの原油タンカー3隻を攻撃したと発表した。これに対して、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」は6日にかけて、報復としてタンカー3隻や米海軍空母などを攻撃したと発表。ホルムズ海峡の管理をめぐって、攻撃の応酬が止まらない状況になっている。
米軍による攻撃の詳細
米中央軍によると、米軍の空母と誘導ミサイル駆逐艦は5日、イランの革命防衛隊による複数回の攻撃を受けた。被害はなかったが、米軍は報復として、ペルシャ湾内のカーグ島沖や、ホルムズ海峡に近い海域でイランのタンカー計3隻を攻撃したとしている。
カーグ島はイランの原油輸出の9割を担う積み出し拠点。革命防衛隊に近いタスニム通信などのイランメディアが5日、米軍の発表の前に、近海でタンカーが米軍に攻撃を受けたと報じていた。
イラン側の報復攻撃
タスニム通信によると、これに対して革命防衛隊は、6日にかけて報復として、イランが認めていない航路でホルムズ海峡を通ろうとしたタンカー3隻と、別の海域にいた米国関連の船舶3隻をそれぞれ攻撃したと発表。さらに、周辺海域でイラン船舶の出入りを妨害する「海上封鎖」をしている米軍の空母や駆逐艦のほか、ホルムズ海峡に入ろうとした米軍の無人艇をミサイルなどで攻撃したと発表した。
攻撃の応酬は、ホルムズ海峡をめぐる緊張が続く中で行われており、今後の動向が注目される。



