兵庫県は16日、匿名の個人から金の延べ板計35キロ(時価計約8億3400万円)の寄付を受けたと発表した。売却して得た資金を寄付者が希望する地域振興に活用する。
知事が感謝を表明
斎藤元彦知事は定例記者会見で「県財政が大変厳しい状況にある中で、温かい厚意に心より感謝したい」と述べた。
発表によると、今年2月頃に寄付者から県に相談があった。県は専用の保管場所を確保し、9月8日に延べ板70個を受け入れた。県議会の議決を経て現金化し、基金に積み立てて複数年度にわたって活用する予定という。
寄付者の情報は非公開
県は「個人の特定につながる」として、寄付者の名前や年齢、動機などを明らかにしていない。
財政立て直しの取り組み
県は8月、14年ぶりに、県債(借金)の発行に国の許可が必要となる起債許可団体になった。財政立て直しに向けた「公債費負担適正化計画」では、道路補修や施設整備への投資費用を2027年度から10%(年約200億円)以上削減するなどとしている。



