松山市が道後温泉で乳がん患者向け「入浴着」販売を開始、手術痕を気にせず安心入浴を実現
松山市は2026年2月20日から、道後温泉本館、飛鳥乃湯泉、椿の湯の3つの温泉施設において、乳がんや皮膚移植を受けた患者らが手術痕などを覆うための肌着「入浴着」の販売を開始しました。この取り組みは、手術痕を気にして入浴をためらう人々が、気兼ねなく温泉を楽しめる環境を整えることを目的としています。
国も認める入浴着の衛生面、安心して利用できる環境づくり
国は入浴着について、せっけん成分を十分に洗い流して入浴すれば衛生管理上の問題はないとの事務連絡を全国に出しており、松山市もこれに基づいて入浴着の使用を認めています。市の担当者は「『入浴着で温泉に入っても問題ないですか』という問い合わせも寄せられています。安心して利用できる環境づくりを進めたいと考えています」と話しています。
着脱しやすく湯の中で浮かない素材、フリーサイズで500円
販売される入浴着は、伸びる素材を採用しており、着脱が容易で、湯の中でも生地が浮くことがない設計となっています。フリーサイズで価格は税込み500円と、手頃な価格設定が特徴です。この入浴着は、患者が温泉を利用する際の心理的負担を軽減し、より快適な入浴体験を提供することを目指しています。
松山市のこの取り組みは、医療的配慮を必要とする人々の社会参加を促進し、温泉文化の包摂性を高める重要な一歩として注目されています。今後も、様々なニーズに対応した温泉利用の環境整備が期待されます。



