埼玉・吉川市「なまずの里」を散策!金色の像やマンホール、ナマズ料理も
埼玉・吉川市「なまずの里」散策!金色の像やマンホール

「なまずの里」吉川市を歩く

埼玉県吉川市は「なまずの里」として知られ、JR吉川駅南口のロータリーには金色に輝く大きなナマズの親子像が鎮座しています。この像は1995年に制作されたもので、漆芸家であり後に人間国宝に認定された室瀬和美さん(75)が手がけたものです。地元の人々にとっては親しみのあるシンボルであり、都内の大学に通う有川慎一さん(21)は「なんでナマズなのかちょっと分からないですが、かわいいですよね。毎日見守られているみたい」と笑顔で語ります。

ナマズと吉川の深い関係

吉川市とナマズのつながりは古く、江戸川と中川に挟まれたこの地域では、舟運が発達し、昔から川魚を食べる文化が根付いていました。かつては「吉川に来て、なまず、うなぎ食わずなかれ」と言われるほどで、新選組の近藤勇もその味を堪能したと伝えられています。平成に入ると、この川魚文化を地域のPRに生かそうと、ナマズによるまちづくりが始まりました。1998年には市内でナマズの養殖に成功し、2017年には全国の自治体を招いた第1回なまずサミットが開催されました。サミットでは7月2日を「なまずの日」と制定し、この日には学校給食でナマズメニューが出されたり、こいのぼりを模した「なまずのぼり」が展示されたりします。

市の担当者は「街中にもナマズがたくさん隠れているので探してみてください」と話します。実際に「なまずパーフェクトガイド」を手に歩くと、ナマズのデザインが施されたマンホールや郵便ポスト、タイルアート、車止めの支柱などが至る所に見られます。市役所から徒歩とバスで約30分の場所にある市民農園には、ナマズの形をした丘も広がっています。

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ご当地グルメ:ナマズロールとナマズコーラ

市内のすし店では、ご当地メニュー「ナマズロール」が提供されています。これはナマズのフライをレタスやチーズと一緒に巻いたもので、淡泊でクセがなく、食べやすいと評判です。他にもナマズ料理を楽しめる料亭があります。また、吉川駅北口の特産品販売所「ラッピーランド」では、ナマズコーラを購入できます。口にすると、配合されたナマズのエキスと炭酸の刺激が広がり、疲れた体を癒してくれます。

養殖池で見る元気なナマズ

市内の養殖池では、数千匹のニホンナマズが育てられています。もともと田んぼだった土地を掘って造られた池で、稚魚から2年ほどかけて育てられ、注文に応じて市内の料理店などに卸されています。運営元の吉川受託協会の日暮美明さんが網を引き上げると、40センチ近くに成長した大きなナマズが勢いよく跳びはねます。1匹を手に取ると、長いひげを垂らし、こちらを見つめるような表情が印象的です。日暮さんは「ナマズの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と目を細めます。

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