夏はシャワー派が53%!医師が教える湯船につかるメリット
夏はシャワー派が53%!医師が教える湯船のメリット

暑い日が続くと、シャワーだけで済ませる人も多いですが、だるさや疲労感、寝つきの悪さなどの不調に悩まされることも少なくありません。20~60歳の男女300名を対象にした「夏の入浴習慣に関するアンケート」の結果と、医師による夏でも湯船につかるメリットやおすすめの入浴方法を紹介します。

夏は半数以上が「シャワー派」

「夏の入浴スタイル」を聞いたところ、「シャワーのみが多い」が53.0%で最多でした。「湯船につかることが多い」は26.3%、「シャワーと湯船を半々くらいで利用」は20.7%でした。暑い夏はシャワー派が多いものの、湯船につかる人は約4人に1人いることがわかりました。

夏になるとシャワー派が17.3ポイント増加

夏以外(春・秋・冬)の入浴スタイルでは、「湯船につかることが多い」が42.3%で最多でしたが、夏は「シャワーのみが多い」が53.0%と逆転。シャワー派は17.3ポイント増加し、夏はシャワー派が大きく増える傾向が見られました。

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シャワー派の理由、1位は「暑いから」

夏にシャワーで済ませる理由で最も多かったのは「暑いから」で55.2%。次いで「もともと一年中シャワー派だから」(25.8%)、「湯船につかるのが面倒だから」(24.4%)、「汗を流せれば十分だと思うから」(24.0%)と続きました。「入浴時間を短縮したいから」(21.7%)、「水道代・ガス代を節約したいから」(21.3%)も2割を超えました。

約8割が夏に何らかの不調を実感

夏場に感じる不調では、「特にない」は17.0%にとどまり、「だるさを感じる」(41.7%)、「疲れが取れない」(40.3%)、「寝つきが悪い・眠りが浅い」(32.7%)が上位に。「食欲が落ちる」(27.7%)、「冷房で体が冷える」(24.0%)も目立ちました。

医師が解説、夏でも湯船につかるメリット

竹内内科小児科医院院長の五藤良将医師によると、暑い時期でも湯船につかるメリットは少なくないといいます。

「夏は冷房によって体の芯が冷えやすく、シャワーだけでは温まりきらないことがあります。一方で湯船につかると全身が温まり、水圧による適度な圧迫でむくみの軽減も期待できます」

また、ぬるめのお湯にゆっくりつかることで副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整える効果も期待できるとのことです。

夏のだるさや疲労感は「寒暖差」が関係

五藤医師は、「夏は暑い屋外と冷房の効いた室内の寒暖差で、自律神経が乱れやすくなります。その結果、だるさや疲労感を招くことがあります」と説明します。睡眠については、「入浴によって深部体温が一度上昇すると、その後下がるタイミングで自然な眠気が訪れます。シャワーだけではこの変化が起こりにくく、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながる可能性もあります」と話します。

こんな人は夏でも湯船につかるのがおすすめ

特に湯船につかることを意識したいのは、冷房で体が冷えやすい人、足のむくみが気になる人、寝つきが悪い・眠りが浅い人、疲れやだるさが抜けにくい人、肩こりを感じている人、夏バテ気味で食欲が落ちている人です。「湯船による温熱作用や血流促進効果、リラックス効果によって、こうした不調の改善が期待できます」と五藤医師は言います。

夏は38〜40℃のぬるま湯につかるのが◎

おすすめの湯温は38~40℃程度。「42℃以上の熱いお湯は交感神経を刺激し、かえって眠りを妨げることがあります。入浴時間は10~15分程度がおすすめです」と五藤医師。睡眠の質向上を目的とする場合は、就寝の1~2時間前に入浴するとよいそうです。

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夏の入浴で注意したいポイント

夏の入浴では脱水への注意も必要です。「入浴前後にはコップ1杯程度の水分補給を心掛けてください。長湯やのぼせにも注意しましょう」と五藤医師はアドバイスします。湯船に入る習慣がない人は、足湯を取り入れる、シャワー後に首の後ろや肩を温める、時間のある日は短時間つかるといった手軽な方法から始めてもよいとのことです。

暑い季節はシャワーだけで済ませがちですが、短時間でも湯船につかることで体調管理に役立つ場合もあります。夏の不調が気になる人は、無理のない範囲で湯船につかる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。