肝臓外科医の尾形哲氏は、脂肪肝を改善するためには「筋肉」の質と量が鍵を握ると指摘する。特に、タンパク質の摂取方法が重要で、まとめて一度に摂るのではなく、朝・昼・晩の3食で均等に分けて摂ることがポイントだ。タンパク質は体内に長く貯蔵できず、余剰分は脂肪に変わるため、こまめに摂取することで筋肉の維持につながる。一度に大量に摂ると脂肪を増やす原因になるだけだという。
大豆製品や野菜、きのこ、海藻で食物繊維を補う
尾形氏は、1日3食すべてを鶏むね肉だけに偏らせるのではなく、納豆や豆腐などの大豆製品も取り入れることを推奨する。これにより植物性タンパク質や食物繊維を補える。食物繊維は血糖値の急上昇を抑え、腸内環境を整えることで肝臓の健康維持に役立つ。そのため、献立には野菜やきのこ、海藻を使った副菜や汁物を組み合わせ、食物繊維不足を防ぐことが大切だと述べている。
低糖質・高タンパク質のチキン南蛮レシピ
尾形氏は、鶏むね肉を使った低糖質・高タンパク質な「チキン南蛮」のレシピを紹介した。一般的なチキン南蛮のように揚げるのではなく、薄く小麦粉をまぶして焼くことでエネルギーと糖質を抑える。タルタルソースにはギリシャヨーグルトを使い、満足感と食べやすさを両立している。
【材料(2〜3人分)】
鶏むね肉(そぎ切り):1枚分(300g)
砂糖:小さじ1
塩:小さじ1/3
酒:小さじ2
こしょう:少々
小麦粉:大さじ1
油:大さじ1
レタス:適量
〈タルタルソース〉
ゆで卵(粗みじん切り):1個分
玉ねぎ(みじん切り):小さじ1
マヨネーズ:小さじ2
ギリシャヨーグルト:大さじ1
塩、こしょう:各少々
酢:小さじ1
砂糖:小さじ1/4
【作り方】
① ボウルに鶏肉を入れ、砂糖、塩、酒、こしょうを加えてもみ込む。小麦粉をまんべんなく薄くまぶす。
② 別のボウルにタルタルソースの材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
③ フライパンを熱して油を入れ、①を並べる。中火で約1分焼き、きつね色になったら弱火にしてさらに約2分焼く。上下を返し、同様に中火で約1分、弱火で約2分焼く。
④ 器にレタスと③を盛り、②のタルタルソースをかける。
栄養計算(1人分)
タンパク質:21.9g/糖質:4.1g/塩分:1.0g



