ジョンソン・エンド・ジョンソン、目への紫外線実態調査を発表
目への紫外線実態調査、散乱光や反射光に注意

ジョンソン・エンド・ジョンソンは7月24日、ウェザーマップの協力を得て実施した「目への紫外線強度(UV-AB強度:mW/cm2)の実態調査」の結果を発表した。調査は2026年6月11日午前8時~午後7時(1時間単位)、金沢医科大学眼科学講座の佐々木洋主任教授監修のもと、同大学の中庭で行われた。

紫外線を防げているつもりでも目は浴びている

日陰に入る・日傘を差す・太陽に背を向けるといった「紫外線を防げている」と感じやすい行動において、頭頂部への紫外線強度は大きく下がる一方、目への強さは十分に低減しない場合や基準値を上回る測定結果を示す時間帯が確認された。この結果から、紫外線対策をしているつもりでも、目は十分に守られていない可能性が示された。

日向、日陰、日傘、太陽正面/背面における目および頭頂部への紫外線強度比較(※日向(太陽正面・遮蔽物なし)の紫外線の強さを100とした場合の相対値(%))では、目では特に「散乱光」や「反射光」に注意が必要であることが明らかになった。

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通勤・通学時間帯の紫外線リスク

通勤・通学の時間帯にあたる太陽高度が低い午前8時の日向では、太陽に向いているよりも背を向けているほうが、目が受ける紫外線が強くなるという結果が出た。これは、大気中で散乱した紫外線(散乱光)や、測定場所周囲の建物などから反射した紫外線(反射光)による影響があると考えられる。そうした大きな建物や木々などの間を移動する際に、短時間であっても眼部は紫外線にさらされていることが示されている。

また、日傘を差しているケースでは、太陽が高い13~14時に100%を超えており、太陽が高くなると直射光は遮られる一方で、増加する大気中の散乱光や地面・周囲の建物などからの反射の影響を受けた可能性がある。

日常の短時間の外出に潜むリスク

今回測定した日陰に入る・日傘を差す・太陽に背を向けるといった行動は、通勤・通学・買い物などで日常的に見られる。よって、同調査結果は、目の紫外線対策を特別なレジャーの日だけではなく、平日の生活導線に取り入れることの重要性を示している。

さらに、紫外線は短時間に強く浴びることで充血や角膜炎などの急性障害を生じることがあるほか、長年の曝露の「蓄積」が翼状片や白内障などの慢性疾患に関与すると考えられている。

専門家のコメント

調査結果を受け、佐々木教授は次のように述べている。「目への紫外線曝露は日々蓄積され、白内障をはじめとする慢性的な眼疾患のリスクを高める可能性があります。日陰に入る、日傘を差す、太陽に背を向けるといった行動だけでは、散乱光や反射光による眼部への紫外線を十分に防げない場合があります。帽子や顔にフィットしたUVカットサングラスが目の紫外線対策の基本ですが、それらでは防ぎきれない、隙間から目に入る紫外線も存在しますので、角膜(黒目)と結膜(白目)の一部をカバーすることができるUVカットコンタクトレンズを併用するなど、複数の方法を組み合わせて目を守ることが重要です」

また、ウェザーマップの気象予報士、江花純氏は次のようにコメントしている。「近年は『猛暑』『酷暑』への関心が高まっていますが、紫外線量は気温と必ずしも比例するわけではありません。気温がそれほど高くなくても紫外線が強い日や時間帯があるほか、季節や天候だけでなく周囲の環境によっても紫外線の届き方は変わります。暑さや日差しだけを基準に紫外線のリスクを判断するのではなく、'散乱'や'反射'といった紫外線の特性にも目を向けていただきたいと思います。」

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