「食べすぎでもないし、お酒も飲まないのに……」そうした人でも脂肪肝と診断されるケースが増えている。成人の約3人に1人が脂肪肝と推計されており、健康診断で指摘されても自覚症状が乏しいため放置されがちだ。しかし肝臓専門医の尾形哲氏は、脂肪肝の改善には「筋肉」の質と量が鍵を握ると指摘する。
筋肉が肝臓を支える代謝臓器として機能
筋肉は糖を貯蔵する貯蔵庫であり、エネルギーを消費する代謝臓器でもある。最新の研究では、筋肉が肝臓や脂肪組織の働きに影響を与えることが明らかになっている。尾形氏は「むやみな食事制限よりも、鶏むね肉を習慣的に食べることが脂肪肝対策に効果的」と述べる。
脂肪肝の原因は偏った食生活
脂肪肝というと、飲酒や暴飲暴食が原因と思われがちだが、実際には「朝はパンとコーヒーだけ」「昼は菓子パン」「夜しか食べない」といった偏った食生活の積み重ねが原因のケースが多い。筋肉を維持するには毎食のタンパク質摂取が欠かせず、特に鶏むね肉は高タンパク低脂質で理想的な食材だ。
鶏むね肉の効果的な食べ方
尾形氏は、鶏むね肉を1食100gを目安に食べることを推奨。さらに大豆製品や野菜、きのこ、海藻なども取り入れ、食物繊維不足を防ぐことが重要だとしている。筋肉の質と量を維持することで、肝臓の脂肪代謝が促進され、脂肪肝の改善につながるという。



