梅雨の蒸し暑い季節、冷たいビールが恋しくなる一方で、健康診断の数値や老化を気にして休肝日を設けている中高年も多い。しかし、89歳の現役医師・帯津良一氏は「我慢する人ほど老ける」と断言する。帯津氏は朝も夜もビールを60年以上365日飲み続けているという。
専門家が語る「お酒との賢い付き合い方」
本稿では、プレジデントオンラインで多くのアクセスを集めた、お酒と上手に付き合い若々しく生きるための3本の記事を厳選した。第一線の医師や研究者が、一般的な思い込みを覆す最新の知見を紹介する。
対談:帯津良一氏と和田秀樹氏が語る「ナイスエイジング」
1本目は、健康長寿には我慢や節制が不可欠という常識を覆す、医師の帯津良一氏と精神科医の和田秀樹氏による対談。帯津氏は「好きなものを食べ、毎日をときめいて生きることが大切だ。『身体に良いこと』より『心に良いこと』を優先することで、自然治癒力が高まり健康につながる」と語る。和田氏の著書『80歳の壁を超えた人たち』(幻冬舎新書)から、帯津氏の“老けない習慣”が紹介されている。
老化の真の黒幕「アルデヒド」とは
2本目は、同志社大学糖化ストレス研究センター客員教授の八木雅之氏による指摘。老化の原因は糖質の摂り過ぎという一般的な説に対し、八木氏は「アルコールの摂取は、老化の元凶となる物質を生み出す。お酒を飲み過ぎたときに頭痛や吐き気、倦怠感などが起こるのは、この物質が多く発生し、体の各器官にダメージを与えていることが原因だ」と説明。老化の真の黒幕である「アルデヒド」の正体を最新科学の視点から明らかにする。
肝臓数値を劇的に改善した「チェイサー」
3本目は、帯津医師自身の肝臓数値改善体験。帯津氏は「私の肝臓はγ-GPTは3ケタと基準を大きく上回る数値だったが、病院の栄養科の科長さんがあるとき作ってくれた出し汁を飲み出すと、その後検査数値に異変が起き2ケタになった」と語る。その「チェイサー」として昆布だしの効果を紹介。体が欲する好きなものを少なめに食べる「食事の流儀」と昆布の驚くべき効果を、漢方の視点から解説する。
過度な我慢より正しい知識を
これらの記事は、過度な我慢でストレスを溜めるのではなく、最新の医学や科学に基づいた正しい知識を身につけ、お酒を美味しく嗜みながら若々しく健やかな体を維持する重要性を説いている。帯津氏のように、60年以上毎日ビールを飲み続けても健康でいられる秘訣は、まさに「心に良いこと」を優先する生き方にあるのかもしれない。



