大分市と国際協力機構(JICA)九州(北九州市)は、10月6日の「国際協力の日」にちなみ、10月を「おおいた国際協力啓発月間」と位置づけ、前後に様々な啓発行事を予定している。9月下旬には、技能実習生と地域住民の共生に取り組む任意団体「グローカルおおの」(大分県豊後大野市)代表の森美由紀さん(50)による講演会が開かれ、市民ら約50人が異文化交流の実例を学んだ。
看護師から青年海外協力隊へ
講演会は、大分市と同市のJICAデスク大分が共催した。森さんは看護師で、2015年から2年間、JICA青年海外協力隊員としてラオスに派遣された。2024年にグローカルおおのを設立し、豊後大野市内で自治会単位での小規模な交流会や技能実習生主体のイベントを展開している。
「小さな第一歩から」と訴え
講演で森さんは、同市内でも外国人が増えているにもかかわらず交流の乏しさを感じ、「外国人も住みやすいまちづくり」を目指して活動を始めたことを説明。「文化や言葉が自分と違っても否定せず、一人ひとりと関係をつくることが国際理解につながるのではないか」と話し、「目の前にいる誰かを知ろうとすることが一番大切。まちを歩いている外国人に声をかけるなど、小さな第一歩から踏み出していただきたい」と呼びかけた。
今後の啓発行事
大分市とJICA九州は、5~19日にJ:COMホルトホール大分で、関係団体の活動を紹介するパネル展を開く。31日には「トヨタカローラ大分 祝祭の広場」で、バンド演奏などのステージパフォーマンスや世界各国の料理を楽しめるブースがある「おおいたワールドフェスタ」を開催する。