焼肉チェーン「焼肉きんぐ 津上浜店」で働く学生アルバイトらが、店舗の長期休業に伴う退職を巡り「自己都合退職」とされることに疑問を持ち、労働組合「肉より権利やろ労働組合」を結成した。運営会社との団体交渉の結果、自己都合退職ではなく「会社都合」とすることや、再オープン時の再雇用、金銭的な解決を勝ち取ったことを、2026年10月6日に三重県庁で開かれた記者会見で明らかにした。
長期休業中の退職扱いに疑問
同労組は、焼肉きんぐ津上浜店で働く大学生ら32人で構成され、半数以上を三重大学の学生が占める。
同労組によると、この店は7月から大規模改装のため長期間休業することになり、アルバイトは他店舗へ移籍するか退職するかを示された。退職する場合には「一身上の都合」と記載するよう求められたという。
みえ労連の助言で組合結成
「長期休業は会社側の事情なのに、なぜ自分たちが自己都合でやめることになるのか」。学生たちは疑問に思い、三重県労働組合総連合(みえ労連)に相談した。
みえ労連からは、仲間がいるならば集めて自分たちで組合をつくり、団体交渉をするのが一番いいとアドバイスを受けた。学生側は従業員に直接声をかけ、組合結成に至った。
交渉で勝ち取った成果
運営会社との団体交渉を経て、自己都合退職ではなく「会社都合」とすることや、再オープン時の再雇用、金銭的な解決を勝ち取った。
学生らは「大学生の団体、軽くあしらわれると思ったけど」と振り返りつつ、連帯して働きかける意義を感じたという。