なぜ日産の株主総会で「異例の事態」が起きたのか 社外取締役選任否決の背景
日産株主総会で異例の事態 社外取締役選任否決の背景

日産自動車の株主総会で、社外取締役の選任が否決される異例の事態が起きた。否決されたのは野木いく子氏。同社の発表によれば、その支持率は48.3%で、前年の91.5%から大幅に減少し、否決に至った。

問題視された理由の一つは、野木氏が日産のメインバンクであるみずほフィナンシャルグループ(FG)の出身であり、同じみずほFG出身の真保順一氏(元みずほ総合研究所副社長)が同時に新たな社外取締役候補となっていた点だ。メインバンクグループから同時に2人の社外取締役を選ぶことは、みずほグループとの距離感から好ましくないとの見方があった。議決権の15%を持つルノーもこの点を問題視し、2人の選任に反対する方針を示した。

また、米国の議決権行使助言会社も、独立性に疑問があるとして反対を推奨した。一方、真保氏の支持率は73.7%と、野木氏に次いで低い支持率だった。

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大手企業で会社側が推薦した社外取締役の選任が否決されるのは極めて異例で、経営再建中の日産のガバナンスに一石を投じる形となった。

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