障害を持つ人が農業分野で働く「農福連携」を広く知ってもらおうと、三重大の学生サークルが、障害者の作った野菜や加工品を販売する「津駅マルシェ」を同駅で続けている。今月は23、24日にマルシェが開かれる。
学生サークル「ノウフク!」の活動
農福連携の理念を伝えようと、2023年に同大大学院地域イノベーション学研究科1年の中村怜央さん(22)が、学生サークル「ノウフク!」を設立。ほぼ毎月、津駅ビル「CHUM(チャム)」1階でマルシェを開催している。
サークル設立当初は、一般社団法人「三重県障がい者就農促進協議会」が行っていた同マルシェを手伝う程度だったが、年々、サークルに参加する学生が増え、現在は企画から販売まで任されるようになった。
事業所の増加と人気
野菜や加工品を納入してくれる県内の事業所数も、開始当初の約3倍となる20以上に増えた。扱う商品が増えても、マルシェで販売する商品はほぼ完売するという人気ぶりで、売り上げは事業所に還元しているという。
同協議会の中野和代代表理事(76)は「学生が障害者の就労に関心を持ってくれることは、事業所の励みになる」と笑顔。中村さんは「この取り組みを応援してくれるお客さんは増えており、農福連携の意義をこれからも伝え続けたい」と話した。



