自民党総裁選、9月12日告示・27日投開票で調整 岸田首相不出馬へ
自民総裁選9月12日告示・27日投開票へ調整

自民党は、岸田文雄首相(党総裁)の任期満了に伴う次期総裁選について、9月12日告示、27日投開票とする方向で最終調整に入った。複数の党関係者が18日、明らかにした。岸田首相は不出馬の意向を固めており、新たな総裁が選出される見通し。新総裁は10月1日にも召集される臨時国会で首相に指名され、早期の解散総選挙が実施される可能性が高まっている。

総裁選日程の背景

岸田首相の任期は9月30日まで。党則に基づき、任期満了に伴う総裁選は通常、任期の約1カ月前に行われる。今回の日程は、岸田首相が不出馬を表明したことを受け、党執行部が早期の選挙戦移行を重視したとみられる。告示日は9月12日、投開票日は27日で、9月中に新総裁が決まる異例の早期日程となる。

岸田首相不出馬の影響

岸田首相は、自身の政治資金問題や物価高対策への対応などで支持率が低迷。党内からは「次の衆院選では厳しい」との声が上がり、不出馬に追い込まれた格好だ。首相は18日の記者会見で「私は総裁選に立候補しない」と明言。その理由について「一連の政治資金問題で国民の信頼を損ねた責任を取る」と述べた。また、「新しいリーダーの下で、党を立て直し、国難を乗り越えるべきだ」と強調した。

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新総裁選出のプロセス

総裁選では、国会議員票(368票)と党員票(368票)の計736票で争われる。立候補には、国会議員20人の推薦が必要。現在、複数の候補が名乗りを上げており、河野太郎デジタル相、茂木敏充幹事長、高市早苗経済安全保障担当相、小泉進次郎元環境相、小林鷹之前経済安全保障担当相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、林芳正官房長官、野田聖子元総務相、石破茂元幹事長らが取り沙汰されている。

今後の政局展望

新総裁が10月1日の臨時国会で首相に指名された後、早期解散・総選挙の可能性が取り沙汰されている。自民党内では「新総裁の下で年内に衆院解散」との観測が強い。一方で、野党側は「政治資金問題の説明が不十分」と批判しており、総選挙の争点は政治改革と経済対策が中心になるとみられる。また、新総裁の下で、党内の派閥の再編や政策の転換も進む可能性がある。

国民の反応とメディアの見方

世論調査では、岸田首相の不支持率が60%を超えるなど、政権への厳しい見方が広がっている。今回の総裁選日程について、政治評論家の伊藤惇夫氏は「異例の早期日程だが、党内の混乱を避け、新体制を速やかに発足させる狙いがある」と指摘。また、経済界からは「政治の空白を最小限にし、早期の政策実行を期待する」との声が上がっている。

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