自民党の石井準一参院幹事長は15日、党役員人事に伴って交代する見通しとなった。参院のナンバー2で、参院議員のみでグループを立ち上げるなど動きを活発化させていた石井氏。ただ、参院の独自性を重んじる振る舞いに衆院側には反発もあり、高市早苗首相と折り合いが悪いとみなされてきた。首相主導の更迭劇なのか否か。党内では新たな火種を抱えたとの見方が広がる。
麻生副総裁は「心配」していた
15日午前、自民党本部。首相出席のもとで開かれた役員会後、石井氏は麻生太郎副総裁と向きあった。関係者によると、麻生氏はかねて石井氏の処遇を「心配」していたという。9、10日と連日にわたって首相と面会した際には、石井氏の交代について慎重姿勢を示していたとされる。
国会対応をめぐる溝
石井参院幹事長の交代は、国会対応をめぐる溝が背景にあるとみられる。首相の強い意向が働いた可能性も指摘されている。自民党はこれまで、参院執行部の人事を「聖域」として扱ってきた経緯があり、今回の交代劇は党内の権力バランスに影響を与えそうだ。
関連記事では、参院人事への首相介入に警戒感が出ていることや、石井氏が立ち上げた新グループが40人超で「派閥ではない」としていることなどが報じられている。後任には青木一彦氏が起用される見通しで、磯崎仁彦参院国対委員長は留任する方向だ。



