愛媛県大洲市の一般廃棄物収集運搬業務を巡る随意契約で、予定価格に近い金額を市職員から不正に入手し、業者に教えたとして、県警は8日、元大洲市議の村上常雄容疑者(67)を官製談合防止法違反や公契約関係競売等妨害などの疑いで再逮捕し、発表した。村上容疑者はあっせん収賄罪で起訴されている。認否は明らかにしていない。
非公開の価格情報を業者に伝授か
県警によると、2024年2月29日に市が執行したごみの収集・運搬などの見積もり合わせによる随意契約について、当時市議だった村上容疑者が、非公開の価格情報を市職員から不正な手段で入手し、複数の業者にそれぞれが受託しようとする業務の予定価格に近い金額を教えた疑いがある。業者側は教えられた金額を市に提示し、委託先になったという。
契約総額は約15億円
市が発注したのは13の委託業務で、5年間の契約で総額約15億円。この一部について、村上容疑者が価格情報を教えたという。県警は複数の市職員や業者からも任意で事情を聴いている。
村上容疑者は、不適切なごみを搬入した業者の許可を取り消さないよう市職員に働きかけ、見返りに現金100万円を受け取ったとして、6月にあっせん収賄容疑で逮捕され、議員を辞職。その後、同罪で起訴された。