秋篠宮皇嗣同妃両殿下は26日、南米パラグアイへの公式訪問を終え、政府専用機で帰国された。日本人のパラグアイ移住開始から90周年の節目の年に行われた今回の訪問では、18日から9日間にわたり、ペニャ大統領との会見や日系人らとの交流など、さまざまな行事に臨まれた。
記念式典でのおことばと交流
皇嗣殿下は20日、ペニャ大統領と会見し、天皇陛下からの「友好親善関係が深まることを願います」とのメッセージを伝えられた。翌21日には日本人移民90周年の記念式典に臨席し、「さまざまな困難を克服し、大地にしっかりと根を張り、パラグアイ社会に貢献してこられた歩みに、心から敬意を表します」と述べられた。
また、日本人移住地であるパラグアイ中部のラ・コルメナや東部のイグアスにも足を運び、住民らと親しく言葉を交わされた。皇嗣妃殿下もご一緒に親善活動に臨まれた。
帰国後の感想と日系人との絆
帰国後、皇嗣殿下は宮内庁を通じ、「印象深く、かつ、有意義な旅となりました」との感想を公表された。南米大陸の中南部に位置する内陸国パラグアイには約1万人の日系人が暮らしており、日本との結びつきに皇室が果たしてきた役割は大きい。
移住70周年の2006年にも皇嗣殿下はパラグアイを訪問された。パラグアイは親日感情が根付く国として知られ、皇嗣殿下が帰国に際して述べられたように、日系人が「友好の架け橋」となってきた。皇嗣殿下をはじめ皇族方の活動の影響も大きい。
公務の広がりと悠仁親王殿下のご活動
皇嗣殿下は多くの公務に取り組まれており、7月26日に秋田県で開かれた全国高校総合文化祭や、8月3日に滋賀県で行われた全国高校総合体育大会の開会式に臨席し、参加者を激励された。皇嗣殿下の長男で皇位継承順位第2位の悠仁親王殿下も、8月7~8日に広島県を訪問し、原爆死没者の慰霊碑に供花するなど、公務の幅を広げられている。



