米国務副長官が来日、日米同盟強化へ協議 中国念頭に
米国務副長官来日、日米同盟強化へ協議 中国念頭に

米国務省のカート・キャンベル副長官が20日、来日した。林芳正外相や岸田文雄首相と相次いで会談し、日米同盟の抑止力強化や、中国の海洋進出を念頭にした地域情勢について協議した。キャンベル氏は、東アジア戦略の要である日本との連携を重視する姿勢を強調した。

林外相との会談で同盟強化を確認

午前中に行われた林外相との会談では、両氏が日米同盟の重要性で一致。キャンベル氏は「米国は日本との同盟を地域の平和と繁栄の基盤と考える」と述べ、中国の台頭や北朝鮮の核・ミサイル開発に対応するため、防衛協力を一層深化させる必要性を訴えた。林外相は「力による現状変更の試みに断固対応する」と応じ、両国が連携して自由で開かれたインド太平洋の実現に取り組む方針を確認した。

首相表敬、経済安全保障も議題

続いて行われた岸田首相への表敬では、キャンベル氏が「日米関係はかつてないほど強固だ」と評価。岸田首相は「地域の安定に向け、米国との緊密な連携が不可欠だ」と応じた。両者は、半導体や重要鉱物のサプライチェーン強化など経済安全保障分野での協力についても意見交換した。キャンベル氏は、日本が主導する「アジア・ゼロエミッション共同体」構想への支持も表明した。

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中国・北朝鮮への対応協議

キャンベル氏は会談後、記者団に対し「南シナ海や東シナ海での中国の活動について、日米で認識を共有した」と述べた。また、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難し、米国の拡大抑止のコミットメントを再確認したと説明。今後も日米韓の安全保障協力を強化する方針を示した。

キャンベル氏は21日まで滞在し、日本の政財界関係者との意見交換も予定している。

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