横浜市長選、原沢敦美氏が初当確実 パワハラ辞職の山中氏ら破る
横浜市長選、原沢敦美氏が初当確実 山中氏ら破る

市職員へのパワーハラスメント問題で前市長が辞職したことに伴う横浜市長選が18日に投開票され、新顔で弁護士の原沢敦美氏(59)が、前職や新顔の計6人を破っての初当選を確実にした。横浜市の女性市長は、2009年から3期務めた林文子氏に続き、2人目となる。

経済界や複数政党の支援受け組織戦

原沢氏は、前職の山中竹春氏(54)の支援を離れた経済界や、自民、維新、国民民主、公明の地方組織が相乗りで組織戦を展開。「市職員に笑顔を取り戻し、市民のために働く市役所にする」と訴えた。

日本航空の整備士から40代で弁護士に転身した。コンプライアンス重視や刷新のイメージを打ち出し、前職の返り咲きを批判する対立候補が乱立する中で、頭一つ抜け出した。

IR再誘致を否定し争点化防ぐ

また、かつての市長選で大きな争点となった「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の再誘致については早々と否定。選挙戦でも「横浜でIRを進めるつもりは一切ない」と繰り返し、争点化を防いだ。

山中氏は支持伸び悩む

7月末に第三者調査報告で、「人事権を背景とした職員支配」など7項目にわたるパワハラを認定された山中氏は、「全てを認める」と謝罪し、9月に辞職。港湾関係者や市民団体などから続投の要望を受け、子育て政策などの実績を掲げて出直し選にのぞんだが、支持は伸び悩んだ。