電子コミックサイト『コミックシーモア』を運営する会社は18日、サービス再開の見通しが立っていないことを明らかにした。第三者による不正アクセスで一部の会員情報が流出したことを受け、15日からサービスを一時停止している。
不正アクセスでサービス停止
『コミックシーモア』は15日午前11時30分より緊急メンテナンスを実施。同日午後8時には「サーバーに対して外部からの不正なアクセスが行われた可能性が高い」と判断し、原因究明のためサービスを停止したと報告していた。
16日には会員情報の流出を確認し、「クレジットカード情報や購入履歴の流出、MY本棚の流出・消失・欠損は現時点確認されておりません」と説明。外部の専門機関と連携し、原因の究明と影響範囲の調査を進めるとともに、再発防止とサービス再開に向けて取り組んでいるとしていた。
再開日時の見通し
18日の報告では「サービス再開に向けてはさらなる安全性の確保や関係機関との調整が必要なため、現時点で正確な再開日時をお伝えすることが困難な状況です」と説明。「サービス再開日時につきましては、確定次第速やかにお知らせいたします」とした。
流出した会員情報は、メールアドレス、ハッシュ化されたパスワード、生年月日、性別、ニックネーム。対象件数は精査中としている。ハッシュ化されたパスワードは特殊な文字列に変換し暗号化されたもので、そのままでは読み取りはできないという。
利用者への注意喚起
運営会社は、流出した会員情報が悪用され、当社や関係者を装った不審なメールが届く可能性があるとして、他社サービスで同じメールアドレス・パスワードの組み合わせを使っている場合はパスワードを変更するよう呼びかけている。また、不審なメールに記載されたURLや添付ファイルを開かないことや、不審なWebサイト上で個人情報やパスワードを入力しないよう注意を促している。
サービス再開時には全会員にパスワードの再設定を求める予定で、詳細は再開時に案内するとしている。現在は不正アクセスの遮断対応を継続しており、新たな不正アクセスや被害の拡大は確認されていない。今後、公表すべき新たな事実や進展が判明した場合には速やかに知らせるとしている。